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【第8回】NPO法人 ままとーん


NPO法人 ままとーん

「子どもがいるからできること、子どもがいてもできること」を合言葉に、地域の母親たちによる出産・子育支援のネットワークづくりを進めているのが「ままとーん」です。地域的なものもあり、つくばは転勤で引っ越して来られる若いお母さんも多く、一人での子育てや出産に不安を感じている方も少なくありません。そんな時に、地域や子育てに関する情報、または先輩ママからのアドバイスがあると、たいへん心強いものです。
NPO法人ままとーんは、出版、仲間づくり、講習会・イベントなどの子育て支援活動を、現役の母親がスタッフとして行っている団体です。今回は代表理事の鷲田美加さんと、副代表の野島真奈美さんに、活動内容を中心に、TX沿線の子育て環境についてうかがいました。

NPO法人 ままとーん

■ままとーんは、どのような活動をされている団体ですか。

私たちの活動を簡単に言うと、地域の母親たちでつなぐ、人と情報の子育てネットワークです。ままとーんが設立された1999年当時、つくばに引っ越してきた若い母親たちが、必要な地域情報や育児の情報が思ったように手に入らないので、自分たちで情報誌を作って発信しようとしたことがきっかっけでした。集めた情報を100ページぐらいのガイドブックにして発行したところ、多くの子育て世代の母親から「こんな情報が欲しかった」ととても喜ばれました。不思議ですが、情報は発信すると新しい情報が集まってくるんですね。この繰り返しで、次々と情報が発信できるようになっていきました。
夫の転勤や子どもが大きくなって卒業していくメンバーもいますが、それ以上に参加してくれる方もたくさんいます。現在は約60名のスタッフで、情報誌の発行や子育て広場の運営、イベント・講習会の開催、交流活動などを行っています。

■ 情報発信手段には、どのようなものがありますか。

出版物として、年1回発行の保存版データブックと、不定期発行のフリーペーパーがあります。最新のデータブックでは、県南地域の幼稚園を紹介しました。公立を含めた各幼稚園の最新データに加えて、入園までに決めておくことや、給食やお弁当の中身など必見の記事満載です。過去にはその他にも、保育園や産婦人科・小児科など、子育てに必要な情報を掲載してきました。子育て真っ最中のママさんスタッフが取材していますので、役に立つものばかりだと思います。フリーペーパーでは、今どきの子育て事情をいろいろな視点から掲載しています。ぜひ、ご夫婦で読んでいただきたいですね。他にも子育て情報を、ホームページやメールマガジンでも発信していますし、地元のコミュニティFM、ラヂオつくばにもレギュラー番組を持っています。3月の震災の時はラジオの重要性を実感しました。身近な情報源でもあるラジオは、今後も活用していきたいですね。

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■ 子育て広場というのは、どのような事業ですか。

子育ての仲間づくりを目的とした事業です。初めて子どもを育てるときはわからないことばかりですが、話を聞いてくれたり、おしゃべりする仲間がいれば、自然と不安も消えていきます。そこで、子連れでも気兼ねなく行けて、子育て中の母親同士でおしゃべりができると場所として、子育て広場を開催しています。定例で行っているのは、本部を会場にした「ままとーんつどいの広場」で、週3回開催しています。子育てのアドバイザーを招いたプチイベントや、絵本の読み聞かせなども行っていますので、仲の良い友達の家に遊びに行く感覚で来てほしいですね。ほかにも出張子育て広場として、マンションのキッズルームや集会所をお借りして、その地域のお母さんを対象にした交流会やセミナーも開催しています。このような活動が根付いて、子育てのコミュニティが各地にできていくことが理想ですね。

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■ 他には、どのような活動をされているのでしょう。

ままとーんは子育て支援団体には珍しく、スタッフの大半が現役の母親です。子育て中に必要な情報やサービスが一番わかっているのが強みですね。例えば妊娠中のママを対象にしたつくば市の「マタニティサロン」では、ママバックの中身公開や子連れでのさまざまな体験をお話しています。少し変わったところでは、近隣の中学校や高校で「子育て講座」を開催して、将来親となる若い世代に子育ては夫婦の共同作業だというメッセージを発信しています。
また、飲食店や和菓子店などと連携して、期間限定でオリジナルのメニューや和菓子などを作ってきました。試食ができるので、この連携はメンバーには大好評でした。

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■ TXができて、活動に変化はありましたか。

私たちにとって、TXというのは元気になるキーワードなんです。活動がTXによって広がっていますので、沿線自治体のさまざまな団体と交流や連携ができるようになってきました。顔が見えるようになったことが、一番大きいと思います。
3年前から始まった「つくばスタイル縁日」というイベントにも参加しています。沿線の団体やお店などが2か月の期間、体験や発表などを主としたイベントを開催し、それを巡るバスツアーなどもあって、つくばスタイルを知る楽しいイベントです。このように沿線の情報が一元化され、発信されていく機会が増えると、より活動も活発になっていくのではないでしょうか。
つくば周辺は古くて新しい地域ですので、都市と田舎の両方の良い面があります。教育や医療などの水準も高いですし、人と人の絆もあって、それが住む人にとっての魅力ですね。TX沿線は茨城県の中でも人口の増加している地域ですが、急激ではなくゆっくりと増えているので、顔が見えるようにネットワークが広がって、地域や人の絆が熟成していっているように感じます。

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■ 今後の目標はありますか。

子育てを親だけではなく、地域ぐるみでできるような社会になっていくのが目標です。私たちも経験してきたことですが、どんなにバリバリ働いていた女性も、子どもが生まれると地域の中で生かされることを実感するようになります。だからこそ、地域とはつながっていてほしいですね。地域が子育て中の親を支援するようになると、子どももすくすくと成長できるようになるのではないでしょうか。

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■NPO法人 ままとーん

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