東京の過密緩和を図り、高水準の研究と教育を行うための拠点形成を目的に国家プロジェクトとして築かれた「筑波研究学園都市」。
2011年には「つくば国際戦略総合特区」の指定を受け、茨城県、つくば市、筑波大学及び研究機関からなる一般社団法人「つくばグローバル・イノベーション推進機構(TGI)」を設立。
TGIでは特区プロジェクト支援活動はもちろん、行政や大学、研究機関、企業などと連携した支援活動を実施しています。
2011年に、公道上で走行が認められていない搭乗型モビリティロボットを実験的に走行させることができる「つくばモビリティロボット実験特区」に認定。大学や研究機関、企業、個人、学生サークル、社会人サークルなどから毎年約50以上のチームが参加し、実環境での自律走行に挑戦する「つくばチャレンジ」を実施するなど「ロボットの街」としても広く知られています。
また、ロボットの安全認証基準の国際標準化を目指す経済産業省の「生活支援ロボット安全検証センター」が2010年に竣工。研究機関や企業によって開発されたロボットの安全性試験を行っているほか、民間企業などからの依頼試験にも対応しています。
スタートアップをバックアップするコワーキングスペースやテレワーク用のスペースなど、つくばエリアにはそれぞれのビジネススタイルに合ったワーキングスペースが充実しています。
また、つくば市では「Society 5.0」の実現に向けた技術やアイデアを活用したトライアル(実証実験)を全国から公募。優れた提案には市がトライアル経費を支援(最大100万円)するほか、マッチングなどを全面的にサポートする「つくばSociety 5.0社会実装トライアル支援事業」を実施しています。